すきあらば、ちりめん

食事をバランスよく摂ることはとても大事ですが、
毎日食べるものの重さを計ったり、カロリー計算をしたりということは、
なかなか出来るものではありません。(よね?)

私にはそんな面倒なことはできません。(笑)

野菜の栄養素にしても、平均的な数字はわかるけれど、

 ◇どこでどういう風に育てられたか、
 ◇購入されるまでの保存状態はどうだったか、

などの条件によって数値はぜんぜん違うので、
家庭で、今使おうとしている食材の栄養素やカロリーを数値で知るのは
ちょっと不可能ですよね。

ですから私は、おおざっぱに
とにかく各種の食品を、毎日万遍なく摂ることと考えています。
ご飯と、野菜は葉物も根菜もたっぷり、
加えて、豆類、海藻類、肉・魚類(これは食べない日もあり)などです。


一見大変なようですが、夕食のメインを決めたら、
「今日は豆類をまだ使っていないから、お豆腐を使って一品」
というふうに、
その日まだ食べていないものを使ったメニューを加えていくと、
ごく自然に、全部の種類を食べるメニューが決まります。

そうしていると、栄養素的にも、
あまり意識しないで必要なものが摂れているんじゃないかしら。

でも意識的に摂っているものもあります。
カルシウム。

大人の骨粗しょう症だけではなく、
近頃は子供達の骨も脆くなってきています。
うちは今のところ問題はなさそうだけど、
毎日の蓄積がものをいいますからね。
こまめに毎日摂るようにいたしましょう!

牛乳は手っ取り早くカルシウムを摂取できる方法と言われてきましたが、
最近、牛乳は良くないという説もあります。
議論の分かれるところでしょうけれど、
牛乳以外のものに目を向けてみると。。。。


毎日摂りやすいものというと、丸ごと食べれる小魚ですね。
炒ったじゃこなんていうのも、とってもいいですが、
作り置きは酸化してしまうので、一度にたくさん作らないように。
酸化した食品を食べると、当然体は酸化(=老化)してしまいます。

私がよく利用するのは、ちりめんじゃこ。
ちりめんじゃこを密閉容器に入れて冷凍。
いつでもパラリと使えるようにしてあります。
これはやっておられる方も多いでしょうね。

昔誰かのコラムで読んで気に入っている
『すきあらば、ちりめん』というフレーズではありませんが、
その気になれば、いろんな場面でちりめんが活躍します。

おひたしとかサラダに、そのままパラッと加えたり、
オリーブ油やごま油でカリッと炒めたものは、
同じくおひたしやサラダにはもちろん、
刻んだねぎと一緒にお豆腐にのせてもおいしいですね。

炒め物、チャーハンに、炊き込みご飯、
炊き込まなくても、
そのまま大根おろしといっしょにご飯にのせてお醤油たらり
というのも、捨てがたい。

ね、毎日どこかしらで使えそうでしょう?


ちりめんのほかには煮干、干しえび、
先ほどの牛乳にヨーグルト・チーズなどの乳製品、
小松菜や大根の葉、豆腐類、納豆、昆布、ひじき、
炒り胡麻などがカルシウムを多く含んでいます。

ちりめん、煮干、干しえびでは、同じ重さの場合、
ちりめんよりは煮干、煮干よりは干しえびの方が
カルシウムは多量に含まれているそうですよ。

ただしちゃんと機能させるには、カルシウムだけではダメです。
ビタミンDやマグネシウムをあわせて摂ることで
体内で吸収されやすくなります。

何をとっても「これだけ食べていれば大丈夫」というものはありません。
つまりは、
毎日いろんなものを摂るようにしましょうということのようです。
(メルマガ7号より)


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