メルマガ NO.15 2007.2.4
<メニュー: ブロッコリーの蒸し煮あれこれ 生のカリフラワーサラダ バナナケーキ >
季節によってがらりと野菜の顔ぶれが変わってしまう日本。
旬の楽しみはありますが、反面
その季節の間、同じような野菜を食べ続けるということでもあります。
(季節も産地も関係ないスーパーなどで買うと、話は違いますが)
飽きてうんざりすることもあるかもしれませんが、
バリエーションを増やすことで、
一つの食材をとことん使い切る術を覚えていくのも楽しみです。
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ブロッコリー&カリフラワー
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今の時期、ブロッコリーやカリフラワーが常連に名を連ねています。
ブロッコリーは初夏にもでてきますが、美味しいのはやはり冬場。
ブロッコリーはビタミンやミネラル、葉酸などたくさんの栄養素を含んでいて、
特にビタミンCを桁外れに含んでいます。
頻繁に食卓に登場させると、しっかりビタミンCの摂取ができますよ♪
ブロッコリーに含まれるビタミンC、B2、E、カロテン、
ポリフェノールの仲間であるケルセチンなどには抗酸化作用があるので、
がん化を促す活性酸素を消去する働きがあるといわれます。
ゆでるとせっかくの栄養素が大量に水に溶けでてしまうので、
ゆでるときには極力少ない水で、ゆでるというよりは蒸し煮にしたほうがいいですね。
もちろん蒸せばいいのですが、いちいち蒸し器を出すのも面倒。
しっかりフタのできるステンレスの多重構造鍋は、
こういう場面で威力を発揮します。
ほんの少量の水と野菜自身の水分で蒸し煮にされるので、
美味しさがそのまんま、ギュッと残ります。
いずれにしても、ちょうどいい硬さまでゆでて水にとるのではなく、
ちょっと手前でざるにあげて、自然に冷ますこと。
せっかく水につけないでゆでたものを水にさらしては、
台無しですから。
同じ蒸し煮でも、フライパンなどで軽くソテーして、
水を少量差して蒸し煮にするのもOK。
☆オリーブオイルとにんにくと塩だけ
☆バターとお醤油
☆オイスターソース
☆粒マスタードとバター
☆刻んだ豆鼓(トウチ)を加えて中華風に
☆ブラックオリーブと少量のアンチョビを刻んで炒めて南仏風に・・・・・
シンプルな炒め蒸しだけでも、色々楽しめますね。
油と一緒に摂ることで、
脂溶性ビタミンであるカロテンやEの吸収率が高まります。
カリフラワーはブロッコリーの改良品種とも突然変異とも言われますが、
同じ仲間なので、やはりビタミンCを豊富に含んでいます。
こちらはゆでてもビタミンCの損失が少なく、食物繊維も豊富です。
どちらも食べているのは、蕾の集まり。
カリフラワーは直接日光が当たると花が咲いてしまうので、
葉でくるんで栽培します。
普段目にするのは真っ白のカリフラワーですが、
黄色や紫色の品種もあります。
味に差はないようですが、変わった色合いは食卓のアクセントになるので、
見つけたときは是非お試しを♪
前回、美味しいねぎの話を書きましたが、
その頃ねぎ以外の野菜を買っていたのは、
自宅横の広ーい畑で作った野菜を、朝収穫しては
門の横に作った小屋に並べて売ってくださっていたところ。
おばさんとの会話を楽しみながら、そこで買っていました。
ご自宅でも同じ畑のものを召し上がっていて、もちろん無農薬。
目の前の畑で取れたばかりの新鮮な野菜がいつも買えて、
ホントにラッキーでした。
ところでみなさんは、カリフラワーを生で召し上がったことがありますか?
2月の寒い朝、いつものように野菜を買いに行くと、
大きなカリフラワーが!
おばさんが丹精こめた自慢の一品だったようで、
「是非これを生で食べてみて!採れたてだと、生でホントに美味しいから!」
と奨められて購入。
お奨めどおりに生でサラダにして食べた、そのカリフラワーの美味しかったこと!
堅すぎず柔らかすぎずの、カリカリとした歯ごたえ、
カリフラワーの味が濃厚なのにさわやかで、
いっぺんで大好きになってしまいました。
でも、大量に作っていらっしゃるわけではないので、
その冬3回ばかり楽しんだら、おしまい。
次の冬にはうちが引っ越してしまっていたので、
これまたねぎと同じく、私のなかの
「まぼろし」のカリフラワーとなってしまいました。
もし採れたてのカリフラワーを手に入れる機会に遭遇したら、
是非試してくださいね♪
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バナナケーキ
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さて予告(?)していたバナナケーキです。
材料は、薄力粉、ベーキングパウダー、ベーキングソーダ(重曹)
バター、砂糖、卵、牛乳、ラム酒、熟したバナナ。
ボウルにバターと砂糖を入れて、よく混ぜ合わせます。
混ざったら卵を加えてさらによく混ぜ、牛乳とラム酒も加えます。
皮をむいてフォークなどでつぶしたバナナを加えて混ぜたら、
ふるった粉類を入れて、全体をざっくり混ぜ合わせます。
型はパウンド型2本にしてもいいし、
20cm角くらいの四角い型で大きく焼いてもいいですね。
このケーキにはこの型・・・・と、
一度作るとつい次も同じ型を使ってしまいがちですが、
時には違う型で焼いてみると雰囲気が変わったり、
ちょっと食感が変わることもあって、おもしろいですよ♪
型に流しいれて表面をならしたら、
あたためておいたオーブンで35分くらい焼きます。
焼き時間は、型の大きさによっても違いますので、
様子を見ながら加減してください。
バナナを使うお菓子には、ラム酒をちょっと入れると
コクと風味がぐんとよくなるので使っていますが、
小さいお子さん用や、アルコールの苦手な方は、
ラム酒抜きで牛乳を大さじ4にして作ってくださいね。
逆にお好きな方は、牛乳を減らしてその分ラム酒を増やすと
ぐっと大人の味になりま〜す♪
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1週間ばかり前、何人かの友達と
久しぶりに会う機会がありました。
特に、秋田と徳島からここ福岡までやってきた友達とは、
インターネットでやり取りはしているものの
実際に会うのはほぼ1年ぶり。
有意義で楽しい時間を共有できる仲間の存在は、ホントに嬉しいものです。
秋田はさすがというか、
ごく普通にいろんな種類の美味しい日本酒が並んで売られているそうで、
そんな話を聞いていたら、その美味しい日本酒の飲みくらべをしに
秋田に出かけたくなってしまったわたくしでした(笑)。