笑う門にはやっぱり福がやってくる
涙腺の弱い人、意地でも人前では泣かない人。
どちらかといえば私は後者でした。
人前で涙を見せるのはどうもためらわれるところがあって・・・・
でも年齢を重ねると少し涙腺が緩んでくるのかもしれません。
時々もらい泣きもしてしまいます。
皆さんはいかがですか?
俳優のみなさんを見ていると、役の上とはいえ、
悲しい場面になると都合よく涙が出てくるものだなぁと思います。
大脳には「行動中枢」と「感情中枢」があって
お互いに影響しあっているので、
この働きを利用することで、悲しい場面では
ちゃんと涙が流せるようになるのだそうです。
「行動」と「感情」をうまく影響させあうというわけです。
悲しい出来事があって感情が揺さぶられると、
涙が出て泣くという行動につながります。
役の上で泣かなければいけない時には、
自分の役に感情移入して悲しい顔を作ると、
それによって悲しいという感情が高まって
涙が出るという行動につながります。
さらに泣き崩れるという行動が加わると
その行動が感情に影響を与えてますます悲しくなり、
もっと涙も出てくるということになるようです。
そう考えると、怒った表情をしていると、
態度が乱暴になったり、とげのある言い方をしそうだし、
つまらない顔をしていると、ついため息をついたり、
ぐずぐずした態度になりそうです。
同じように、ニコニコしていれば気持ちが軽く明るくなり、
楽しい気分になって、人にも優しくなれそうな気がしますよね。
ニコニコ笑うという行動が、感情に影響を与え明るく楽しくなる。
感情が明るく楽しくなると、行動が前向きになれる。
前向きな行動をしていると、やる気が出てくる。
やる気という感情が出てくることで、
てきぱきと仕事がこなせるという行動につながり、
いい結果がでる
・・・・・という風に、
次々にいいスパイラルが起きそうですよね。
食卓でもそうだと思いませんか?
子供の頃、食事時に怒られると、
居心地は悪いしご飯を味わう気分も失せて、
よく噛まずにそそくさと食べていたものでした。
だから自分の子供には、いくら言いたいことがあっても、
食事の時には面白くない話題は持ち出さないことに決めています。
食べ方など、お行儀に関しては、
その場でやんわり注意しますけれどね。
怒られてムスッとしていると楽しくないし美味しくないし、
そんな気分で食べていると、
せっかく食べたものが効率よく消化吸収もされません。
本人はもちろん、
一緒に食べているほかの人にも悪い影響を与えてしまいますから、
気をつけたいですね。
ニコニコしたり笑うのは、お金もかからず手軽に出来ること。
マイナスの「感情」や「行動」にはマイナスの結果が、
プラスの「感情」や「行動」にはプラスの結果がついてくるならば、
表情をプラスに変えることで、
いろんなことがプラスにつながってきそうな気がします。
「笑う門には福来る」という言葉の通り、
笑うという行動をはじめることが、
幸せへとつながっているのかもしれませんね。