メルマガ NO.37 <モロヘイヤのかき揚げ、もやしのヴィシソワーズ> 2007.7.26

夏休みに入ったら、
娘がさっさとおじいちゃんの家に行ってしまったので、静かな我が家です。

息子も小学生の間は、
夏休みはほとんど家にはいませんでした。

私にひっつき虫だった娘も、なぜか小学生になると
夏休みだけは毎年ひとりで田舎へ。

いやー、しかし娘がいないと静かで、
何より部屋を散らかす人がいないので
ちょっとばかり家事が軽減されてありがたい私です。


さて、夏の野菜としてすっかりおなじみになったモロヘイヤ。
ミネラルやビタミンを豊富に含む、栄養満点のお野菜です。

カルシウム・カロテンを多く含み、その他にも
カリウム、鉄、ビタミンB2、ビタミンC、ビタミンEなども豊富。

ゆでるとネバネバしますが、
このネバネバは納豆などと同じムチンという成分。

ムチンは糖の吸収を遅らせたり、
胃壁を保護する働きで消化不良や食欲不振を防いだり、
タンパク質の消化を促進する効果があります。

暑さで食欲が落ちて、夏バテしやすい時期には
うってつけの野菜と言えます。

ゆでてそのままお浸しにする料理法は
毎日食べても飽きない食べ方です。

ネバネバとネバネバを取り合わせて
モロヘイヤと納豆を両方たたいて
ついでに梅干も一緒にたたいて、だし汁と薄口醤油でのばすと、
あっさりすっきり、ネバネバを食べることが出来ます。

それからオススメなのが、かき揚げ。
パリッと揚がったこのかき揚げ、
なかなかいけますから、是非試してみて下さいね♪


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モロヘイヤのかき揚げ
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モロヘイヤはさっと洗って水気を切り、
葉を摘み取って大きいものは2つか3つに適当にちぎる。

ボウルに薄力粉少々と冷水を入れてさっと混ぜ合わせ、
モロヘイヤと白ごま、塩少々を入れて全体に絡むようによく混ぜる。

サラダ油を熱して、モロヘイヤを適当なかたまりにして落とし、
カリッとするまで揚げて、油をしっかり切る。


これだけ。
揚げ物にしては、冷めても美味しいのも助かります。
  ↓   ↓
写真はこちらのページ

ポイントはとにかく衣を薄くすること。

健康な体でいるためには、やはり肥満はよくありません。
そして、揚げ物は基本的には肥満を招く=ダイエットの大敵ですが、
油抜きの食事は逆に健康には良くないと私は考えています。

単純に考えても、油抜きの食事をしていると
それだけでお肌も中身もかさかさになるような気がしませんか?

といっても油なら何でもいいというわけではありません。
基本的には質のいいオリーブ油を使います。

ホントは揚げ物もオリーブ油を使った方がいいですが、
子供がいたりして、揚げ物の量が多いと、揚げ油の量も結構なもの。

経済的なこともありますから、
揚げ物には良質のサラダ油を利用するか、
モノによって少量のオリーブ油で揚げるなどしています。

大豆油を使うと、揚げ物がすごく軽く仕上がると教えてもらって、
一時期使っていたことがありました。

本当にとても軽くいい感じに仕上がります。
ただ、軽く仕上がることで、
いくらでも食べてしまうという難点がありました(笑・・・・汗)。


素材にもよりますが、素揚げか、衣を薄くすることで、
揚げ物もさらっと食べることが出来ます。

塩味だけでいただくと、素材の味がよくわかりますし、
お酢やレモン汁を加えたタレでいただくと
よりあっさりと食べることが出来ます。


このモロヘイヤのかき揚げも、油を使うことで
ビタミンの吸収率がグッと良くなります。

パン粉のしっかりついたフライや、
ぽってりした衣の天ぷらは
油のとり過ぎになるかもしれませんが、
軽い揚げ物はそんなに敬遠しないで試してみましょう。


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   冷たいスープ [ヴィシソワーズ]
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暑い時期には冷たいスープも嬉しいもの。
あまり食欲がないときでも、
しっかり野菜を摂ることができます。

じゃがいもの冷たいスープ、ヴィシソワーズに
もやしを加えると、あっさりとした味わいのスープになります。

じゃがいもを最初にソテーして作るのが一般的ですが、
あっさり作りたいときはそのまま茹でてしまって、
最後にコクを加えるために少量バターを加えます。
ソテーする手間が省けるので、すぐに出来てしまいますよ。

さっさと作ってしまいたいので、
じゃがいもは薄切りにします。

もやしも一緒にお鍋に入れて、
ひたひたの水を加えて火にかけます。

グツグツしてきたら弱火。
じゃがいもを薄切りにしているので、すぐに火が通ります。

塩少々とバター少々を加えて、バターが溶けたら火を止めます。
これをフードプロセッサーに移し、牛乳を加えて
ガーッと全体がなめらかになるまで回します。

塩と胡椒で味を調えて、後は冷やすだけ。
時間があるときは、粗熱を摂って冷蔵庫へ。

時間がないときは、スープをボウルに入れて、
氷を入れた一回り大きいボウルに重ね、
泡立て器かへらでゆっくり撹拌していると、
あっという間に冷えます。

私もだいたい、夕方になってから
「そうだ、冷たいスープ!」なんて思って作るので、
もっぱら氷のお世話になって、急速冷却しています。

他の料理を作りながら、横に置いて時々混ぜるだけで、
すぐに冷た〜くなります。

ポタージュスープには、
チキンコンソメを入れる作り方もありますが、
このスープはもやしのおかげなのか、
塩・こしょうだけで味が決まります。

もやしが入ることで、そこはかとないさっぱり感があって
夏にはオススメですよ。
是非一度お試しください♪

分量と出来上がりの写真はこちらです♪


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春には、目を楽しませてくれるベランダの前の桜の大木たち、
花の時期を過ぎると今度は一面の緑。
ありがたい存在ですが、
これだけ大きな木がたくさんあるということは、
今の季節になると寄ってくる”セミ”の数が半端じゃありません。

朝は6時にもならないうちから、いっせいに鳴き始めます。
これだけセミの鳴き声がうるさいと、
余計暑く感じるような・・・・・・

ヨーロッパでは猛暑で死者も多数でているようですね。

みなさま、くれぐれも夏バテなどなさいませんよう、
作るときにはちょっとした手抜きや工夫をして、
食べる方の手抜きをしないよう、
しっかり食べて体力を落とさないようにしてくださいね♪


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