メルマガ NO.65 2008.2.23

<メニュー : そば米雑炊>
<心のレシピ: 腹を立てては・・・>

日が少しずつ伸びて、夕方も明るくなりつつありますが、
寒さが遠のくにはもうひと息でしょうか。

毎日のご飯は楽しんで作りたいし、
雰囲気よく楽しく食べることもとても大事ですよね。

でも日々の生活の中では、
家族や職場やさまざまな人とのかかわりの中で
イライラすることもあって、
ご機嫌で料理したり食べたり出来ないこともあります。

私自身も、料理するのは好きなのに、
どうも気分が乗らなかったり、
食卓の雰囲気が悪くて、「せっかく作ったのになぜ?」
と思うようなこともありました。

それが心理学を学んだことで、
気持ちのバランスのとり方がわかるようになり、
イライラする度合いもグーンと減ってしまいました。

皆さんにもそんなことがシェアできればと思い、
美味しいご飯を楽しく作って楽しく食べるために、
これまでお伝えしてきたレシピや暮らしを楽しむヒントに加えて、
家族でうまくコミュニケーションを取る秘訣みたいなものも
お伝えしていきたいと考えています。
少しでも皆さんのお役に立てると嬉しいです。


さてこのところ、雑穀をなるべく毎日摂るようにしている私ですが、
手っ取り早いのはごはんに混ぜてしまうこと。

今日は押麦、明日はアワという具合に、
単品か2〜3種類を混ぜるのもいいですし、
最近は雑穀ブレンドもたくさん出回っていますから、
好みのブレンドを見つけてもいいですね。

うちは一時期、玄米を食べていたのですが、
玄米ってよ〜く噛まないと消化が悪いんですよね。
子供が生まれ、ご飯を食べるようになると、
子供の胃腸には負担が大きいのではないかと思い、
5分搗きとか7分搗きのお米に
雑穀ブレンドを混ぜて食べるようになりました。

その後子供が成長したら
なぜか子供は白米至上主義(?笑)になってしまっていて
私は玄米、子供は白米の時期が続いていました。

でも最近雑穀を混ぜてみると文句を言わないので、
あれこれアレンジを変えて楽しんでいます。

今振り返ってみると、雑穀を混ぜて食べていた時期って、
自然に体重も減って、体の調子も良かったような気がします。
で、最近また雑穀の見直しを始めているというわけ。


さてその雑穀の中の、そば米というのをご存知ですか?
そばの実をそば米といって、これを挽いたのがそば粉です。

3〜4mm程度の、先のとんがった三角の形をしていて、
淡い緑色をしています。
さくっとした食感とこっくりした風味が特徴です。

穀物の中では唯一、ポリフェノールのルチンを含んでいるほか、
ビタミン類やマグネシウム、カルシウムを含んでいます。
そば米について詳しくは → こちら

野菜と一緒に雑炊にしたら、作るのも簡単、
栄養バッチリで体も温まります。

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   そば米雑炊
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材料はそば米と白菜・人参・大根・里芋・しいたけなどの
野菜やきのこ類。

ありあわせのものを取り合わせましょう。
ひと口サイズに切ります。

昆布とかつお節でとっただしと日本酒をお鍋に入れて、
材料を入れて強火にかけ、沸騰したら火を弱めてコトコト煮るだけです。
だしを取った昆布も、細く刻んで具のひとつにしちゃいましょう。

ほぼ火が通ったら淡口しょうゆを加えてひと煮し、
味をみて薄いようなら淡口しょう油を足して整え、
仕上げに小口切りにした小ねぎを散らしたら出来上がり♪

そば米とたっぷりの野菜に、
昆布で海藻まで摂れてすごく充実したレシピです。
あと少しの寒さを吹き飛ばしてしまいましょう♪

そば米の写真やイラスト、分量などは → こちらをご覧下さいね。

イライラしているときはカルシウムが不足していることも多いようです。
カルシウムには、神経の苛立ちを抑える精神安定剤の働きがあります。
不足するとイライラだけでなく、
だるくなったり怒りっぽくなったりもします。

自分や家族のだれかがイライラしているときには、
しっかりカルシウムの補給もいたしましょう。

そば米にはカルシウムが含まれていますし、
だしを取った昆布を入れることで、
昆布からもカルシウムを摂ることができます。

またそば米にはカルシウムの吸収を助ける
マグネシウムも含まれていますよ。


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   腹を立てて食べるとご飯は美味しくない
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さて、ご飯を食べるときに腹を立てていると、
神経系統の仕組み上からも食事は美味しくないようです。

味を感じるのは、舌の表面にある乳頭の中の
味蕾(みらい)という細胞群です。

一般的には男性より女性の方が味覚は鋭く、
成人よりも子供の方が鋭いそうです。
また健康状態によっても味覚は違ってきます。

でもいずれにしろ、何か面白くないことがあると、
連結している他の神経系統からの影響を受けるので
けんかをしたり腹を立てていると、
ご飯を美味しいと感じる状況にはなれないようです。

ということは、
ご飯時には腹を立てている状況にならないようにすることや、
腹を立ててしまったときには、
速やかに解消してご飯を食べ始められるようにすることが
美味しいご飯を美味しいと感じながら食べ、
健康な体を作ることにつながるようですね。

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体はいたって丈夫で、お医者様とは無縁の私ですが、
弱点が歯!

私が子供の頃には、
今とは歯のケアに対する概念も全然違っていたせいもあって、
親も無頓着。

気がついたときにはすでに虫歯がいっぱい。
さらに歯医者さんの治療法も今とはずいぶん違っていて、
今となると「しまった〜!」と言いたくなる治療も受けてきました。

それで今また、大幅に歯の治療をしているところなのですが、
先日は2回目のインプラント手術を受けてきました。

1回目は特に痛みも感じなかったように思いますが、
今回は何となく鈍痛がして、そのせいか思考力も散漫。

ご飯作りって、脳の働きを必要とするといわれますが、
痛みを気にしていると考えがまとまらなくて、
ご飯が仕上がるまでにやたら時間がかかったりしました。

歯はダメになってしまうと取り返しがつきません。
私は気づいたときには手遅れでしたが、
皆様はご自身もご家族も、歯の健康にも本当に気をつけてくださいね。

幸いうちの子供たちは虫歯なしで育っております。


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