メルマガ NO.70 2008.3.28

<メニュー : ほうれん草と揚げごぼうのホットサラダ>
<体のレシピ: 出るべきものはちゃんと出す>
<心のレシピ: 笑いは幸せのもと>

卒業を迎える人や転勤になる人、
桜の季節は、別れと旅立ちの季節でもあります。

わが子の卒業式などでは、つい涙腺がゆるんでしまった私ですが、
もともと人前では極力涙を見せないようにしていました。
がんこ者?意地っ張り?(笑)

私とは違って、
「あら、もうハンカチを取り出しているわ」というくらい、
ちょっとしたことでもすぐ感激して、うるうるする友人もいます。

涙って、出やすい人とそうでない人がいますが、
俳優のみなさんは、役の上とはいえ、
悲しい場面になると都合よく涙が出てくるものだなぁと思いませんか?

大脳には「行動中枢」と「感情中枢」があって
お互いに影響しあっていますが、
この働きを利用することで、悲しい場面では
ちゃんと涙が流せるようになるのだそうですね。

「行動」と「感情」をうまく影響させあうというわけです。
悲しい出来事があって感情が揺さぶられると、
涙が出て泣くという行動につながります。

役の上で泣かなければいけない時には、
自分の役に感情移入して悲しい顔を作ると、
それによって悲しいという感情が高まって
涙が出るという行動につながります。

さらに泣き崩れるという行動が加わると
その行動が感情に影響を与えてますます悲しくなり、
もっと涙も出てくるということになるようです。

============================================☆★
   笑う門には、やっぱり福が♪
============================================☆★ 

そう考えると、怒った表情をしていれば、
態度が乱暴になったり、とげのある言い方をしそうだし、

つまらない顔をしていると、ついため息をついたり、
ぐずぐずした態度になりそうです。

同じように、ニコニコしていれば気持ちが軽く明るくなり、
楽しい気分になって、人にも優しくなれそうな気がしますよね。

ニコニコ笑うという行動が、感情に影響を与え明るく楽しくなる。
感情が明るく楽しくなると、行動が前向きになれる。

前向きな行動をしていると、やる気が出てくる。
やる気という感情が出てくることで、
てきぱきと仕事がこなせるという行動につながり、結果がでるという風に、
いいスパイラルが起きそうですね。


食卓でもそうですね。
子供の頃食事時に怒られると、居心地は悪いし味わう気分も失せて、
よく噛まずにそそくさと食べていたものでした。

だから自分の子供には、いくら言いたいことがあっても、
食事の時には面白くない話題は持ち出さないことに決めています。


ムスッとしていると楽しくないし美味しくないし、
そんな気分で食べていると、
せっかく食べたものが効率よく消化吸収もされません。

本人はもちろん、
一緒に食べている人にも悪い影響を与えてしまいますから、
気をつけたいですね。


ニコニコしたり笑うのは、お金もかからず手軽に出来ること。

マイナスの「感情」や「行動」にはマイナスの結果が、
プラスの「感情」や「行動」にはプラスの結果がついてくるならば、
表情をプラスに変えることで、
いろんなことがプラスにつながってきそうな気がします。

「笑う門には福来る」という言葉の通り、
笑うという行動をはじめることが、
幸せへとつながっているのかもしれませんね。


============================================☆★
   出るべきものはちゃんと出す
============================================☆★

食べたものがちゃんと消化吸収されないと、
便秘になります。
ムスッとした顔でご飯を食べたばっかりに、
便秘になっては困りますよね。


「便秘は美容にも健康にも大敵!」なのは、すでに皆さんご存知の通り。
なのに相変わらず便秘対策がこれだけ取りざたされるのは、
一向に便秘で悩む人が減らないからではないでしょうか。

あなたは大丈夫?
便秘にならない食事と、楽しい食卓で、
便秘とは縁のない健康な身体とお肌を手に入れましょう。

ひと口に便秘といっても、いくつかタイプがあり、
それによって対処の仕方が違ってきますから、
便秘の方は、自分がどのタイプの便秘なのか認識しておく必要がありますね。

病気とは関係のない便秘を慢性便秘(機能的便秘)と言い、
大腸性便秘と直腸性便秘に分けられます。
大腸性便秘はさらに弛緩性便秘とけいれん性便秘に分けられます。

弛緩性便秘の場合は、大腸の蠕動運動が低下しています。
便を押し出す力が弱まっていますから、
食べ物に気をつける以外に、
軽い運動をして腹筋を強めたりするのが効果的。

けいれん性便秘は、大腸壁が緊張しすぎてけいれんを起こし、
便が先に進まなくなっている状態なので、
腸を刺激しない方がいいようです。

直腸性便秘は別名、習慣性便秘。
便がたまって大脳から「排便しなさい」という指令が出たときに、
時間がないなどの理由でタイミングを逸しているうちに、
脳が指令を出さなくなっている状態。

私も一人暮らしで勤め人をしていたときにはこれでした。
朝ごはんはちゃんと食べていましたが、
宵っ張りのなんとやらで、
もよおすまでトイレにゆっくり座っているほどの余裕をもっては起きれない。

そのまま一日を過ごすことが多く、
典型的な習慣性便秘になっていました。


この場合は食べ物に気をつけることと同時に、
トイレに毎朝ゆっくり座るようにして、排便を習慣づける事が大事です。

私もこれではいけないと、朝の時間をやりくりして、
少し気持ちに余裕を持てるようにして、何とか解消しました。


けいれん性便秘の場合は刺激を与えない方がいいので、
食物繊維の多いものは控えますが、
それ以外の便秘には食物繊維をたっぷり摂ることを心がけましょう。

食物繊維が豊富なのは、精製していない穀類、豆類、芋類、
果物類、海藻類、きのこ類などです。


食物繊維はたっぷり摂っているし、運動もしているのに、
一週間とか十日に一度くらいの排便しかないし、
排便のときに苦しいという場合は、
ストレス性の便秘の可能性もあります。

ストレスや緊張状態が長く続いたり、心配事がある、
性格的に神経質すぎるといったことで起こるようですが、
この場合は心身をリラックスさせることが大切になります。

ビタミンCやB群、E、ミネラル、パントテン酸などの
ストレスに強くなる栄養素を含んだ食べ物も効果がありそうですね。


============================================☆★
   ごぼうでおなかすっきり
============================================☆★

食物繊維をたっぷり含んだごぼう。
単独で作るきんぴらやたたきごぼうは、飽きのこない味ですね。

皮目に旨みがあるので、たわしでこするか
包丁で軽くこそげる程度で料理した方が美味しくできあがります。

アクを取るために酢水にさらすという方もいらっしゃいますが、
多少のアクや色の悪さは、そのもの本来の味のうちと思っている私。

切った端から料理してしまえば、アクも色もほとんど気になりません。
でも「気になる」「きれいに仕上げたい」という方は、
旨みが流れ切ってしまわない程度に、短時間だけさらしてくださいね。


鉄分やビタミン豊富なほうれん草と組み合わせると、
パワフルで美味しい一品になります。

【ほうれん草と揚げごぼうのホットサラダ】

ざく切りのほうれん草と薄切りのにんにく、
お湯で戻して水気を切ったレーズンをさっとソテーしてます。

塩・こしょうしたら器に盛って、
バルサミコ酢をたらっと回しかけましょう。

ごぼうは5cmくらいの長さの細切りにして、カリッと素揚げします。
油を切ったらほうれん草の上にこんもりと盛りつけます。

食べるときには全体をざっくり混ぜ合わせてどうぞ♪

ごぼうとほうれん草に加え、こちらも鉄分たっぷりのレーズン、
殺菌・疲労回復効果のあるアリシンを含んだにんにく、
さらに抗酸化作用のあるクエン酸を含んだバルサミコ酢との組み合わせで、
便秘に効くのはもちろん、このひと品ですごく元気が出そうな気がしませんか?

分量の目安が必要な方は→→こちらをごらん下さいね♪


ごぼうは大ぶりの斜め薄切りにして唐揚げにしても、
細切りにしたものをかき揚げにしても、とっても美味しい〜。
お酒を飲むときのつまみとしてもGOODです。

こんなひと品を加えるだけでも、ずいぶん食事の質がアップしますね。

ごはんに炊き込むと、ぐんと風味が増します。
細切れの鶏とささがきごぼう、薄揚げを
だし汁、日本酒、淡口しょう油で味付けして炊いた
「鶏とごぼうと薄揚げの炊き込みご飯」
なんていうのは、ついおかわりしてしまいそう。

以前ご紹介した、
「クミン風味のごぼうの中近東風炊き込みご飯」もおすすめです。


どちらも具の種類を控えることで
ごぼうの風味が生きてきます。

雑穀が苦手な方は、炊き込みご飯のときにちょっと混ぜてみると、
気にならずに食べることが出来るのではないかしら。

ちょっとの工夫で食事のバランスはとっても良くなります。
雑穀も便秘には効果ありなので、積極的にお試しくださいね♪


関連記事