メルマガ NO.72 2008.4.12

<メニュー : 新玉ねぎのシンプルグリル 菜の花とパスタクリーム仕立て>
<心のレシピ: 自然治癒力 催眠効果を得るには?>

今週水曜日は娘の中学校の入学式でしたが、すごい雨。
翌日は暴風警報も出たくらいのすごい風、
あ〜あ、これで桜も終わりだなぁと思いきや、

なんだか今年の桜は根性があるようで(笑)、
今こうやってメルマガを書きながらベランダに目をやると、
まだまだ一面に満開の桜です。
例年より長く楽しめて、ちょっと得してる気分♪

でも気温の変化が激しいですね。
陽射しの割には風が冷たいし、
体調を崩さないように気をつけましょう。


この季節は環境が変化した方も多いですよね。
気候だけではなく、環境の変化で体調を崩すこともよくあります。

本来人には、自然治癒力というものが備わっていますが、
意識したことがありますか?

「病は気から」とは昔からよく言われている言葉で、
「最高の名医は自分の中にある」とも言われます。

過信は禁物ですが、「私は治る」と信じる心が、
治療の基本かもしれませんね。

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   自然治癒力
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体が自然の状態になってリラックスし、脳波がα波状態になると
自然治癒力が増すそうです。

脳波というのは大脳の働きに伴って発生する脳電流のことで、
周波数によって4つに分類されます。

そのうち、リラックスしているときや集中しているとき、
瞑想しているときなどに発生する脳波をα(アルファー)波といいます。

脳波がα波状態になると、
脳内にβ(ベータ)-エンドルフィンというホルモンが分泌されます。

β-エンドルフィンは、ストレスを減らしたり解消したりするという、
私たちの体にとって大事な役割を果たしているんです。

また脳を活性化させ、体の免疫力を高めて病気を予防する働きもあります。


ということは、α波を自分で出せれば
つまり、体をα波が出やすい状況に持っていけば、
脳波は当然α波状態になる。

するとβ-エンドルフィンが分泌されストレスが解消され、
自然治癒力が高まると考えることができます。


体を自然体、つまりリラックスした状態にするには、
音楽の力を借りるのもひとつの方法。

ヒーリング音楽といわれるのは、
1分間に四分音符60〜70程度のゆっくりした曲で、
これは心身がリラックスした状態の心拍数と同じなんですね。

曲のテンポと心拍数が同調しているから、
ヒーリング音楽を聴いているとリラックスできるというわけです。

でも、リラックスすることでα波が出るわけですから、
自分がリラックスできると感じる曲なら
特にヒーリング音楽でなくてもいいとも言えますね。

ただ、聞くことに集中してしまうような曲、
たとえば激しい曲、刺激の強い曲、口ずさんでしまう曲などでは
α波状態にはなりにくいかもしれません。


それから、水槽の中の魚を眺めていると、
揺らぎ効果によってα波がでるとも言われているそうですよ。


禅の高僧がリラックス状態にあるときの脳波を測定すると
α波が出ているそうです。

人間は思い込みの動物であるということを利用して
自分に暗示をかけてみましょう。

リラックス状態の禅の高僧のように、
呼吸がゆっくり落ち着いている、手足が暖かい、
額が涼しいとイメージしてみます。思い込むんです。

すると、体がリラックスするとともに心が安定して、
α波状態になると考えられます。


自分に暗示をかけてリラックス状態を作り出し、
身体を健康にしていこうというこの心理療法、
簡単にできますから、是非試してみましょう♪

自然治癒力がついてくれば、
人生に大きなプラスになること間違いありません♪


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   催眠効果を得るには
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体をリラックスさせるとともに、
良質な睡眠をとることも健康を考える上ではとっても大事ですね。

色によって、眠りを誘ったり逆に妨げたりするってご存知でしたか?

眠りを誘う色は”青”です。
眠れないときは青い色のものを見てみましょう。

青には、神経の興奮を鎮めて落ち着かせたり、心身の回復力を高めるほか、
早い脈拍をゆるめたり、炎症を治したり、
さらには悪い夢を軽減する効果もあるそうですよ。

高血圧の人の神経の緊張を軽減するために、
ブルー系のパジャマを着るのも効果があるとか。

ただし、一番冷たい色でもあり鎮静力がありますから、
寒い時期にシーツやふとんを水色にすると、
いつまでも体が温まらないので気をつけて。

逆に暑い夏の夜には、
ブルーの寝具だとひんやり感じて、よく眠れるということになりますね。


食べ物で不眠に効くものには、玉ねぎがあります。
においそのものも神経を鎮める効果があり、
昔から、眠れないときは玉ねぎのみじん切りや輪切りを皿に置いて
枕元に置いて寝るとよいといわれています。

薬効の中心になっているのは硫化アリルという成分で、
これがにおいのもとにもなっています。
涙が出るのもこの成分のため。

硫化アリルをたくさん摂るには生が一番です。
今の時期は新玉ねぎが出回っていて、
生でたっぷり食べるチャンス♪

玉ねぎだけをドレッシングや、かつお節としょう油だけで
シンプルにいただくのも美味しいし、
魚介類とのマリネにたっぷり加えるのもいいですね。

生ではありませんが、もうひとつお勧めなのが、
新玉ねぎのシンプルグリル。 

玉ねぎの甘みがギュッと凝縮されて、と〜っても美味♪
思ったよりぺろりとたくさん平らげてしまいます。


レタスも不眠には効き目があります。
レタスの茎を切ると、切り口から牛乳のような白い液が出ますよね。
この液に含まれるラクッコピコリンという成分に
鎮静や催眠の効果があるそうです。

生で食べるにはちょっと硬い茎や芯の部分は、
スープなどに入れてさっと加熱していただきましょう。


睡眠を誘導するのはセロトニンやメラトニンというホルモンですが、
トリプトファンというアミノ酸が、脳に運ばれてセロトニンを作り、
セロトニンは脳の松果体でメラトニンとなります。

トリプトファンを含んでいる食品には、
牛乳やチェダーチーズ、カテージチーズ、卵黄、
バナナ、アーモンド、ピーナッツ、高野豆腐、きな粉などがあります。

牛乳はそのままで、あるいはホットミルクにしたり、バナナジュースにしたり、
チーズやナッツ類はそのまま食べたり、サラダに加えたり、
いずれも手軽に摂れるのがいいですね。

カルシウム不足も、神経が過敏になって寝つきを悪くしますから、
カルシウムも豊富に含んでいる牛乳は効き目がありそう。
昔から眠れないときにはホットミルクがいいといわれていたのは、
理にかなっているといえるでしょうか。

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さて、催眠効果は期待できませんが(笑)、
まだ出回っている菜の花を使って、
きのうの夕食のひと品に、菜の花とパスタをクリーム仕立てにしてみました。

生クリームと淡口しょう油って、ちょっとミスマッチな感じかしら?
でもね、菜の花のほのかな苦味とよく合って、
とっても美味しかったですよ。
クリームがよくからむように、フジッリというねじりパスタを使いました。

菜の花はさっと茹でて冷水にとって水気を切り、
しめじは適当にほぐしておきます。
お湯を沸かしてちょっとしょっぱい加減に塩を加えて、
パスタをゆではじめます。

にんにくの薄切りをオリーブオイルで炒めたら、しめじを炒め、
淡口しょう油を少しとこしょう、生クリームを加えます。

菜の花も加えてトロッとしてきたら、
ざるにあげて水気を切ったパスタを加え
全体にクリームソースをからめて出来上がり。

菜の花はカロテンやビタミンB1・B2、ビタミンC、
鉄分、カルシウム、カリウムなどのミネラル類と
食物繊維、たんぱく質を豊富に含んでいて、栄養的にも優等生。
買い物に行って見かけた時は、このレシピも是非試してみてくださいね♪

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先日「めがね」という映画をDVDで観ました。
どこで撮影されたのか知らずに観ていたのですが、
風景や海の色、空の色、土の色、そして漂っている空気、
馴染んだ感じがするというか、懐かしい感じがします。

観終わって、与論島で撮影されたことがわかり納得しました。
与論島は鹿児島県の一番南にある小さな島です。

私は小学生の頃、そのお隣の
沖永良部という島に住んでいたことがあるんです。
風景も空気も、海や空や土の色もほとんど同じ。
懐かしい気持ちになって当然でした。

すご〜くリラックスできる場所なんですよ。
簡単にα波状態になれそうです(笑)。
「久々に行ってみたい!」という気持ちに駆られました♪


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