メルマガ NO.89 2008.8.9

<メニュー : チキンソテー冬瓜添え あわ入りドレッシングのパスタサラダ >
<心のレシピ: 抱きしめてあげることの大切さ>

娘が1週間ばかり田舎に行っているので、
静かな週末です。

自分のことにたっぷり時間が使える・・・はずなのに
やっぱり暑さのせいかしら?
いろんなことのペースが落ちているような・・・・

やる気が出ないときは、
出かけてしまうか、
とりあえず本を読むかしています(笑)。

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   抱きしめてあげることの大切さ
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スキンシップはすごく大切というお話を
前々回のメルマガで書きましたが、
去年とても素敵な講演を聞かせていただいた
内田美智子先生の本の中で
スキンシップに関して印象に残っていることがあります。

最近の高校生の中で、
保健室にやってきて保健の先生に
「抱っこして」という女子高生がいるというお話です。

普通に考えると「エッ?高校生にもなってまさか!?」ですよね。

赤ちゃんは、生まれるまではお母さんの子宮の中で
羊水に浮かんで必要な養分は胎盤からもらい、
母親の心音をはじめとした、
心地よい音を聴きながら平和に過ごしています。

それがある日突然、自分を守ってくれていた子宮が
追い出そうとするように収縮を始め、
狭い産道を大変な思いをしながらくぐりぬけ、外の世界へと出てきます。

外へ出てきた赤ちゃんは、
抱かれたり見つめられたり声をかけられたりすることで安心し、
自分は生まれてきて良かったんだという、自己信頼感が芽生えるそうです。

いつでも無条件に抱っこしてもらえ
安心していられる環境、スキンシップが、
子供の健やかな心の発達には欠かせません。

もし十分なスキンシップが得られないと、
自分は生まれてきてはいけなかったのではないか、
自分のまわりの環境は信用できない・・・・と、
子供の心は不安でいっぱいになり、
不安定な心の状態のまま成長していきます。

そんな子供が高校生になって、まわりの人間を見渡した時に、
保健室の先生なら、
自分の満たされなかった欲求に答えてくれるのではないかと思うようです。

そして、「抱っこして」とはばかりなく言うことになるんですね。

生まれ落ちてからの十分なスキンシップによって、
自分は生まれてきてよかった、
自分の周りの人間は信用できると思いながら育つ子どもと

逆にスキンシップの不足から、
不安と不信に追い込まれる子どもがいます。

スキンシップの満たされない子どもは
何度も赤ちゃんなりにコミュニケーションを試みるそうですが、
何度やっても反応がないとわかると、そのうち
かかわろうとすることをやめてしまうそうです。

コミュニケーションを断ってしまった子供が
そのまま大きくなって思春期を迎えると、
満たされなかった心をどこかで埋めて欲しいという欲求が強くなります。


その相手が保健の先生なら、救われます。
抱っこしてくれて、話を聴いてくれます。
そうしたことがきっかけで、不安から解放されることもあります。

でも、ただ優しく声をかけてくれたというだけで
下心のあるおじさんについて行ったり、
ちょっと怖そうだけど、自分を認めてくれる魅力に逆らえず、
やくざな生業の人とかかわりを持つことになったりもするのです。

悲しいですよね。
自分には何も責任のない赤ちゃんの頃に、
満たされるべき心が満たされなかったがために、
表面的な優しさにほだされて本当の優しさとは程遠いところに迷い込み、
さらに心も体も傷ついていくなんて。

保健室に「抱っこして」と言いにこれる子は、まだましです。
必要なのに、そんなことのできない子供たちもたくさんいるんですよね。

私は十分に抱きしめてあげてきただろうか?
思わずわが身を振り返ってみました。
そしてそれ以来、娘がじゃれついてきたときには、
忙しくてちょっと煩わしいときも、
うっ、この暑いのに・・・と思ったときも、
とりあえずギュッとしてやります。


ただ抱きしめてあげるだけです。
年齢なんて関係ありません。
癒されていなかった心は、
いくつになっても癒されたいと思うはずですから。

抱きしめてもらえる、安心できる、
自分は生まれてきてよかったんだと思える、
それだけでその子の世界観も将来も大きく変わってきます。
もちろん家族とのかかわりも。

みなさんはいかがですか?
小さいお子さんのいる方も、
もう大きくなった子どもさんがいる方も、
時々ギュッと抱きしめてあげましょう。

何だか自分の心も、穏やかに落ち着きますよ、きっと♪

内田美智子先生は助産婦さんですが、
「生」「性」「いのち」「食」をテーマに
全国で講演活動をしていらっしゃいます。

内田先生の「ここ 〜 食卓からはじまる生教育」という本は、
お子さんをお持ちの方、
わが子に素敵な大人になってほしいと思う方には、
是非読んでいただきたい本です♪

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   チキンソテー冬瓜添え 豆乳ソース
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暑い盛り、なるべく夏バテ予防効果のある野菜を
摂るようにしたいですよね。

冬瓜はカロリーが低く、ビタミンCが豊富。
むくみをとったり、体の熱を下げたりする働きがあり、
利尿作用もあります。
すぐに煮えて柔らかくなるのも、
さっさと料理してしまいたいこの時期には嬉しいですね。

冬瓜を豆乳とだし汁で炊いてみましょう。
塩と淡口しょう油であっさりと味つけします。
炊いていると、豆乳がもろもろとした塊になってきます。

冬瓜が柔らかくなったら取り出して、
このもろもろをざるでざっと裏ごしして煮詰めると
美味しい豆乳ソースの出来上がり。
柚子こしょうでピリッとアクセントを加えましょう。

鶏胸肉はたたいて薄くしてから両面を手早くソテー。
たたくことでとても柔らかい口当たりになります。

お皿に鶏肉と冬瓜を盛りつけて、
豆乳ソースをかけたら出来上がり。


鶏肉はささ身でもいいですね。
冬瓜を炊いている間に鶏肉をたたけばいいし、
裏ごしもざるで漉すだけだから簡単だし、
低カロリー、高たんぱくの夏バテ防止レシピ、
是非お試しくださいね。

詳しい作り方と、レシピカードのダウンロードは ⇒⇒こちらから♪

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   あわ入りドレッシングのパスタサラダ
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ミネラルたっぷりの雑穀のあわを、
ドレッシングに混ぜ込んでみました。

薄切りにして塩もみしたたっぷりのにがうりと、
薄切りにして氷水でさらしたたっぷりの玉ねぎ、
ざくざく切ったわかめとパスタを
このドレッシングで和えたら、
にがうりの苦味も気にならない、スタミナレシピになりました。

今回はほうれん草を練りこんだパスタを使いましたが、
普通のパスタでも大丈夫です。

レモンの酸味も効いてるし、デトックス効果や
血液をさらさらにする効果もバツグン。
冷たくして食べるので、うだるような暑さの日にもおススメです。

詳しい作り方と、レシピカードのダウンロードは> ⇒⇒こちらから♪

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この前ワークショップでご一緒した方たちと、
うちでお集まりをしました。

料理教室ならぬ、料理とおしゃべりを楽しむ会といった感じ?
料理とレシピのプリントを用意しておいて、
料理を食べながらプリントを見て作り方の説明をしたり、
気ままなおしゃべりを楽しむというもの。

料理とレシピを8種類ばかり用意したのですが、
料理も楽しんでいただけたようだし、
おしゃべりもものすごく弾んで楽しい時間を過ごしました。

でもね、やはりみなさんこの時期は、
「暑くてキッチンに立つこと自体がいや〜〜」
とおっしゃってましたけどね(笑)


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