キッチン用品の選び方、使い方
包丁の選び方・使い方
まず揃えたい包丁は、手入れのしやすさ、使いやすさから刃渡り(刃の長さ)18~20cmくらいの、ステンレス製の包丁。一般に牛刀とか三徳包丁と言われるもの。
牛刀は肉切り用の洋包丁の総称で、先が細く刃が平らで両刃。肉切り用とはいっても魚も野菜も切りやすい。三徳包丁は牛刀より幅が広め。
鍋を選ぶときのポイント
鍋は種類も大きさもたくさんあって選ぶのに迷うところですが、とりあえずは小ぶりと中くらいの大きさの片手鍋が各ひとつ、ちょっと深さのある大きめの鍋がひとつあればOK。
材質的に扱いやすいのはアルミ製かステンレス製。
ボウルの選び方
ボウルは下ごしらえの必需品で、サイズも色々ありますが、20cm前後のもの2~3個、野菜を洗ったりたっぷりサラダを混ぜるための大き目のものひとつ、13cmくらいの小ぶりのもの1~2個あれば、とりあえずは大丈夫。形はそろえたほうが、きれいに重なるので収納にも場所をとりません。
素材はしっかりしたステンレス製を選んでおけば、熱にも酸にも強く、錆びることもないので買い換えることなく使えます。電子レンジでボウルを使うことがあれば、耐熱のガラス製のものもひとつ選んでおきましょう。
ざるの選び方
衛生面や熱に強く丈夫であることを考えると、金ざるがおすすめ。
金網状に編んであるもので、かたく網目がしっかりしていて、底に水きり用の足がついているものを選びましょう。
同じ形で大中小を揃えておけば、重ねてしまうことができます。
また、だし汁を濾したり、熱いものの湯切りをするのに、手つきのざるもひとつあると便利です。
玉じゃくし(お玉)の選び方
玉じゃくし(お玉)は汁物をすくうのに使います。
レードルは洋風のお玉で、横長で片方の注ぐ部分がとがっているのが一般的。よく使うお鍋の大きさなどに合わせて、自分の使いやすい物を選んで。
フライ返しの選び方
フライ返しは「ターナー」ともよばれます。材質はステンレス、アルミ、樹脂などがあり、フッ素樹脂加工のフライパンを使っている方は、専用の樹脂製を使いましょう。
形は四角に近いタイプのものと、ちょっと長めでへらの先が斜めになっているタイプがあります。四角いタイプはソテーなどの素材をひっくり返したりしやすく、斜めのタイプは炒め物に向いていますが、どちらも使い回しがきくので、自分が使いやすい形を選びましょう。
必ず手に取って、へらに適度な弾力があるものを選んでください。
木べら・ゴムべらの選び方
木べらは炒め物、煮込み料理、ソースの撹拌など用途が広く、フッ素樹脂加工のフライパンにも使えるので便利。
木製でも竹製でも、柄が多少長めのほうが使い勝手がいいようです。またへらの先は少し斜めにカットしてあるものの方が使いやすいです。
しゃもじの選び方
しゃもじはご飯をよそうための道具。竹製・木製・エンボス加工の突起のついたポリプロピレン製などがあります。
竹製・木製は水で濡らしてから使うと、ご飯粒がつきにくく、色や匂いもしみこみません。使った後はしっかり洗ってよく乾かしましょう。
菜箸(さいばし)の選び方
菜箸(さいばし)というのは料理用の箸。竹製のものが多く、使い勝手もいいです。飼ったときに本をひもでつないであるものがありますが、そのままでは使いにくいので切って使いましょう。
揚げ物用には長めのものを、盛り付け用には先の細いものが使いやすいです。
網じゃくしの選び方
網じゃくしは鍋の中の不要な物をすくい取ったり、天ぷらのかすをすくったり、ゆでた野菜を引き上げたり、使い道は色々あります。
使った後は網目の間に食品が残らないよう、たわしなどでしっかり洗いましょう。
おろし金の選び方
おろし金の素材はプラスチック製・金属製・セラミック製などがあり、目の粗さが2種類ついているものもあります。
しょうが・にんにく・わさび・ユズの皮などは、目の細かい部分でおろした方がきめ細かく香りも強く出ます。
プラスチック製のおろし金はすり潰すようにおろすので水気が出やすく、おろしたものの味は金属製のものの方がいいようです。